これまでの人生で四国に関わることは全く無かった。北海道や東北地方は友人たちとスキーで行くことがあったし、中部地方はドライブ、近畿地方・中国地方はプライベートな旅行や仕事で行く機会があった。九州・沖縄も仕事やプライベートで行った。
しかし、四国だけは上陸したことが無かった。興味こそあったものの、これまでの私にとって四国は空白の島、極端に言えば以下のような感じだった。
日本地図から四国が消滅。イギリス国立鉄道博物館が驚愕の展示 https://t.co/3VIfYEavIJ
先日の写真が記事になりました。
— Mei Kaigai (@Mitchan_599) May 14, 2018
そのようなことも関係してか、BUCKET LIST(バケット リスト)を作成してみたところ四国に関する項目が3つあった。
- 四国(特に高知県)に行く
- 本場の鰹のタタキを食べる
- 徳島の阿波踊りを見る
あらためて考えてみれば四国に住む親類縁者は居らず、四国に転居した友人も居ない。ウインタースポーツの行き先として四国は思いつかないし、日常的なマリンスポーツの行き先として考えるには遠過ぎ、気合いを入れて行く南国として考えるにはリゾート感が薄い。
旅行先として興味はあるのだが、いつも候補地から漏れてしまう。四国とはそういう場所だった。
しかし、BUCKET LISTを作成したことで、今年の夏季休暇の旅行先として四国が浮上してきたのだ。そこで今年の夏季休暇は四国に行ってみることにした。
詳細は各県ごとにレビューをおこなうとして・・・
高知県で食べる本場の鰹のタタキは、普段近所のスーパーで買うものよりも遥かに香ばしく、とてもお酒が進む食べ物だった。県内には鰹のタタキ作り体験ができる場所もある。自分で藁焼きした鰹をその場で食べることができた時は、そのウマさに本当に感激し、食べた直後にガスバーナーの値段を調べたほどだ。(あわせて藁の入手が容易では無く、意外と値段が高いということを知った。)
結局、高知県に滞在した時は毎晩鰹を食べ続けた。塩たたきという食べ方を知り、四万十でぶしゅかんをいただき持ち帰った。
そして本場の阿波踊りも堪能した。
今年は騒動があったらしく、例年と比べて観客が少なかったとのことだが、そんな事は全く感じさせない熱気だった。踊り手の皆さんは笑顔で、本当におどりを楽しんでいるという雰囲気が伝わってきた。これだけ多くの人が関わっていながら、町内会の盆踊りにありがちな「やらされ感」を感じることが無かったのは驚きだった。
阿波踊り期間中は宿泊施設の予約が全く取れないとのことだったが、可能であればまた来年も再来年も、毎年行ってみたい祭りだった。どうやら見る阿呆になってしまったようだ。
結局、四国をぐるっと一周し、最終的には総行程2,000kmを遥かに超える楽しい旅だった。
これまで私にとって空白の島であった四国は、文化・食・自然の面で満足がいく場所だった。
また行きたい。
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