今年の夏季休暇では四国に行った。
最近は、「Google mapでわかるから、旅行に行かない。」という人たちもいるようだが、やはり実際に目で見て体感するのと、検索しただけなのとでは大きく違う。
そこで、今回の旅行の中で実際に行ってみて「本当に良かった」と思うスポットについて、次回訪問する時のために残しておきたい。
※なお、ここに記載していないからと言って、お勧めできないというわけでは無い。
当然、旅行時間の制約上、観に行けなかったスポットもあるからだ。
大塚国際美術館
ここは、ポカリスエットやカロリーメイトで有名な大塚製薬グループが徳島県鳴門市に作った陶板名画美術館だ。
端的に言ってしまえば「”陶板に転写した”世界中の名画を飾っている美術館」ということになってしまうのだが、この美術館のすごいところは、その広さ・展示方法にある。
広さ
延床面積 29,412平米とのことだ。とにかく広い。この広さを利用してバチカンのシスティーナ礼拝堂天井画を実寸大で再現している。他にも古代遺跡や教会の壁画等を複数再現しており、通常の美術館では見せることができない展示をおこなっている。
有名なシスティーナ礼拝堂のレプリカを見た時には、それまで抱いていた「所詮、複製でしょ。」という意識が、完全に吹き飛ばされた。
展示方法
別々の美術館で所蔵している作品(受胎告知や、ゴッホのひまわりなど)を見比べながら鑑賞することができる。また、その広さを利用することで絵画1枚といったレベルでは無く、聖堂や壁画をまるごと再現しているのだ。
これは、大塚国際美術館でしか体験できないことではないだろうか。複製であるが故のメリットだ。
美術館ということもあり多少お高めの入館料ではあるが、金額以上のものを観ることができる。
鳴門の渦潮
※後述する「渦の道」から見た渦潮。グリングリン巻いている脇を船が進んでいく。
誰しもが小中学生のころに授業で習ったであろう鳴門の渦潮だ。いくつになってもそうだが、本や図鑑でしか見たことが無かったものを実際に目で観る時はワクワクする。
この渦潮、鳴門海峡の特殊な地形と潮の満ち引きにより作り出されるとのことだ。潮の満ち引きが影響するため、最もグリングリン巻いている時を観たいという場合は、事前に確認をしてから現地に行くことをお勧めする。ピーク時刻の情報は観潮船のサイトに掲載されている。
渦潮の見方としては
- 観潮船に乗り、近くから観る
※観潮船の運営会社はいくつかあるが、今回はうずしお汽船に乗った。 - 渦の道(大鳴門橋に設置された遊歩道・展望台)から観る
方法などがあるが、是非ともここは時間を作って両方から観ておきたい。
祖谷渓
都会に住んでいるならば、特に行った方が方が良い。祖谷渓以外にも四国には四万十(高知)をはじめ自然が沢山あるが、ここには日本の原風景が広がるだけでなく、
- 大歩危・小歩危(昔、地理の授業で習った筈。子供には「変わった地名」として人気。)
- 小便小僧(なぜ、ここに?)
といった、???な物もある。
(多くのガイドブックにも書かれているとおり、イチ押しは自然・原風景だ。間違い無い。)
訪問時は台風が間近に迫っており、増水しており乗れなかったのだが、遊覧船にも絶対に乗っておくべきだろう。切り立った渓谷の中を進んでいく遊覧船から眺める景色は格別に違いない。
※これは、わざわざ外国から来て小便小僧を撮る人。
なお、日程にも依るが、全てを制覇しようと思うのなら車による旅行をおすすめする。
どうしても、それが無理ならツアー・・・。でも、車が断然おすすめだ。
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