先日、緊急事態宣言が解除が発表されたものの、世間は未だコロナ騒ぎの渦中にある。なかなか外遊びができない子供のストレスを紛らわせる意図もあり、緊急事態宣言期間中にリボベジに取り組んでみることにした。
リボべジとはリボーン・ベジタブル、つまり再生野菜のこと。小松菜やネギの根っこ、大根やニンジンのヘタといったような、普段捨ててしまう部位を水に漬ける等の方法で再生させ、栽培することを言う。
数年前、近所のスーパーで「根付きの小松菜」が売られていることに気付き、これまでに何度かチャレンジしたことはあるのだが、これがなかなか結構難しく、満足が行く結果を得られていない。
しかし、失敗を重ねたことで気付く点が多々あり、今回はうまく行きそうな気がする・・・。
リボベジを紹介したブログ等では「切った根や葉を水に漬けておく」というパターンが多い。これまでは小松菜でリボベジを試すことが多かったのだが、気温が上がる5月以降になると、毎日水を取り替えても、水が腐ってしまうことが多かった。
そもそも「水に漬ける」必要はあるのだろうか?元々、土の中で育つ植物だし、再び土に植えてやれば良いのでは?とはいえ、そのために鉢を買うのもバカらしい。何か良い物は無いだろうか・・・。ふと台所に目をやると、牛乳パックやヨーグルトの空き容器が目に入った。そうだ、これでやってみよう。失敗しても、簡単にやり直しができる。
空き容器に根を植え、土を入れる。あとは出窓や掃き出し窓などの窓際に置いて、水切れを起こさないように、適宜水と、時々肥料をあげるだけ・・・。室内で窓際に置いておくため、外から虫がやってくることも無く、無農薬で育てることができる。
我が家では、これを10個くらい窓際に並べている。さすがにスーパーマーケットで売っている程の量にはならないものの、「ちょっと緑の物が食べたい。」といった時に対応するには十分な量を収穫しており、毎週、味噌汁の具やサラダの一部など、何らかの形で自家製の小松菜を食べることができている。
だいたい10日~2週間程度、15cmを越えた大きさになったころが食べ頃だろう。これを越えると成長度合いが落ちてくるのと、成長してきている次の葉に栄養分を与えるためだ。
注意点があるとすれば、やはり水やりだろう。植木鉢のように鉢底に穴が無いため、水を与えすぎてしまうと、やはり根腐れしてしまう。これからの季節は更に暑くなるため、日当たりが良い場所に置きっ放しにすると、朝にあげた水が夕方にはカラッカラに乾いて枯れてしまう可能性がある。置き場所を少し考えないといけない。(ヨーグルトの容器を2段重ねにして、内側の容器に水抜き用に穴を空けておくとか、いろいろやり方はありそうだが、あまり手が込んでくると「簡単・手軽」では無くなってしまうため、どこまでやるのか悩みどころだ。)
(これだと、やはり少し土が足りないらしい。すぐに根を張りきってしまう。)
悩みは尽きないが、毎週、収穫の喜びを迎えることができている今年のリボベジは成功と言ってよいだろう。
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