きっかけは、子供のこんな一言だった。
「ねぇ。これ、植えたらどうなるの?」
食育の授業が始まってからだろう、植物に興味を持つようになった。
そこで「種を植えたら成長して花が咲く。」ということを学び、
興味を持ったらしい。
そこで、食べ終わったすいかの種をいくつか軒先に植えてみたのだ。
(すいかは、そこら辺のスーパーで買ったものだ。)
当然、何も起きなかった。芽も出なかった。
「ダメだったんだね。残念だったね。」そう言ってすいかは忘れ去られた。
そのまま終わる筈だった。
翌年の夏前に、軒先から何やら芽が生えてきた。
どうもツル植物のようだ。
軒先にあるので、とりあえず毎日水をやった。
忘れた日も度々あった。
日に日に成長していくのだが、それが何であるのかわからない。
そのうち、お向かいさんから
「へぇ。これすいかですね。すごいなぁ。」と声をかけられ、
やっとすいかのことを思い出した。
それからは毎日欠かさず水をやるようになった。
大きさは子供の背丈を超え、大人の背丈も超えた。
「あ。」
そのうち、小さな黄色い花が咲いた。
Google先生いわく、人工授粉させるのが確実なようだ。
生まれて初めて、人工授粉をおこなった。
暫くすると、実が大きくなってきた。
Google先生いわく、「鳥が食べてしまうことがある」とのことなので
ダイソーでネットを買い、切って取り付けた。
夏休みになり、四国旅行へ行ってしまったこともあった。
しかし、お向かいさんのご支援のおかげで、まぁるいすいかができた。
※アサガオの鉢の脇にひっそりと。
※軒先なので猫じゃらし生えてるし、ブロック塀のすぐ先は道路。
こんなに小さいと中身が心配だが、切ってみればごらんのとおり。
小さなすいかだったけど、お世話になったお向かいさんやお隣さんに
おすそ分けして、美味しくいただくことができた。
万歳。
次は何を植えてみようか。
※すいか、美味しいですよね。
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